自転車

今まで日本のロードレースに関わって、このことばかり考えてきて生きてきた。
関係者と深く接したことで、山あり谷あり、苦しいこと楽しいことあった。
前にも書いたけど、自転車のレースのほとんどが、競輪の収益の補助を受けて成り立っている。
しかし、ロード界では競輪に対しての関心が非常に薄い。
安定収入のスポーツと思われている競輪だが、売り上げは年々下降している。
10年前に比べ半分くらい売り上げが下がっているようだ。
ファンの間では、競輪学校の生徒の募集もそのうちなくなるだろうと噂されている。
  
今は好きなものを個人が選べる時代。
スポーツはCS放送でいろいろなものがみられる。
今まで独占していたような野球中継の視聴率が下がるのだって不思議ではない。
  
ロード界はロードレースを盛り上げようという動きがあるし、選手もスタッフもがんばっている。
でも日本の文化の競輪を尊重するような姿勢はないし、自転車界全体に持ちつ持たれつつの意識があまり感じられないのは寂しい。
 
競輪とかトラックの友達がいるロード選手は偏見がないけれど、ロード一本の選手は、どうも競輪を重要と思っていないし、競輪選手を馬鹿にしているように感じる。
競輪が衰退していったら・・・役員は減るだろうし、運営費もなくなってしまう。
いくつかのレースは確実に開催不可能になる。
特に資金が莫大なビックレースが危なくなる。
 
競輪とロードレース。
もっと仲良くできないものか。