自転車選手への道

日本の自転車界について、こんなわかりやすく書かれている本はない!
内容が意外の連続だった。
競輪教本かと思いきや、半分以上は現在の活躍選手の話とか、自転車競技についてのドキュメントというか・・・。
ロードレースやってる人も読んでもおもしろいと思う。
中野浩一さんは、日本の自転車界のこと、やっぱり、冷静によくみつめているわ。
競輪選手のめちゃ細かい生活とか現状について書いてあるのは、読んでて経験上
ふむふむ、そうだなと納得できる。
それに途中はロードレース界の仕組みについても解説がある。
プロチームの、TT1とかTT2のこととか。
認知度から金銭的なこととか。
かなり、自分がいま考えていることについて触れられていたから、読んでよかった。
シリーズの122番は、いまのところ最終番号かな?
出版は2004年の5月なので、書いてあることの情報がわりと新しい。
※04年なので、UCIのトレードチームなどの仕組みについては、今年の05からルールが改正されたので、正式には違うけど、大まかには同じようなもん。
日本のロードレースは競輪によって支えられている。
ロードレースのスタイリッシュさや、学生たちのとっつきやすさは、将来の競輪スター選手を育てる環境の第一歩かもしれない。
競輪とロードはもっと強く支えあっていかなくては。
自転車界の仕組みに興味があり、実情を知りたい方は絶対読むべし。

(予備記述)