要注意ニセモノ土産

nihachi2006-10-10


北海道のお土産の中には、残念なことに北海道産でないものを使っているニセモノ土産が存在する。
先に明言するが写真の商品は正真正銘のオホーツク産である。


さてそのニセモノ土産の大きな特徴というのは、まず産地が明記してなくて曖昧であること。
例えば”北海道の自然の恵!ホタテ貝柱”とか産地でなくキャッチコピーが強調されているのだ。
そしてパッケージが派手なもの。
パッケージというのは販売者にとってはコストがかかるもので、てまひまかけて生産しているところは、パッケージまで手が回らないのが現状。
第一良いものを扱うところは外見ではなく中身を充実させているので、パッケージで気を引かせようということは考えていない。
だから地元産のものはシンプルやなんのひねりもないようなパッケージだったりするのだ。

以前、中国産のホタテを使った珍味を北海道へ訪れる観光客向け製品として詰めるのを手伝ったことがある。
そのホタテの珍味というのは、食品そのものの風味を活かそうとせずにかなり誤魔化した味付けにをしていて、美味しいとは感じなかった。
あの手伝いは二度とやりたくないし商品もみたくない。


今年は本当に台風やここ最近の温帯低気圧の影響で不漁となっているため、海産物の仕入値が一昨年の3倍と言われている。
加工業者は品物を3倍で売るわけには行かないので、やはり悪いことを考える業者はますます外国産のものを混ぜるかもしれない。



知床が世界遺産に指定されてから初めての秋を向かえるオホーツク地方。
秋が旬の鮭やそれら海産物を使った珍味などはたくさん売られているが、訪れる方々にはニセモノに惑わされずに産地の本物を手に入れて、美味しさを感じて欲しい。