業務でWindowsのPCを大量導入することについてのメモ

マイクロソフトパートナーコールセンターへ電話で問い合わせした際に得た情報。
OEM版のOSがインストールされているPCの再イメージング・大量展開(True Imageなどのソフトを使い同じイメージを複数PCへ入れる)を行う際には専用のライセンスを購入する必要がある。ボリュームライセンスとは別のもの。
XPまででは再イメージングをOEM版で行った場合はマイクロソフトからの制限はない。
再イメージングの権利はPC販売メーカーに委ねられていて、再イメージングを許諾しているメーカーのみ再イメージングが可能。
Windows7についてはボリュームライセンスのあるエディションのみ専用ライセンスを購入すれば再イメージング権利が得られる。
windows7 Home premiumはボリュームライセンス版がないので再イメージングの権利そのものがないので再イメージングの行為自体がライセンス違反。
万が一再イメージングした場合はどうなるか聞くと、技術的にできてしまう場合もあるかもしれませんが行わないでいただきたいと。

再イメージングのためのライセンスは2タイプあり購入は基本的に1ライセンスのみで良い。※アカデミックライセンス以外は最低3ライセンス(他の種類のofficeなどのライセンスを組み合わせても良い)購入する必要がある。今までに何かしらライセンスの購入歴がある場合はライセンス追加として1個買うということができる。
・ソフトウェア アシュアランス
PC購入後90日以内(購入前でも可)に買う。
・アップグレード ソフトウェア アシュアランス
PC購入後90日を経過している場合はこちらしか買えない。

ソフトウェアアシュアランスのオープンビジネスライセンス(fcq-02505)は14300円前後、アカデミックライセンスの場合はそれより安いらしい。
基本的にオープン価格で、市場価格では5000円程度?
アカデミックライセンスなど教育機関向けのライセンスは数種類あるので、どれに該当しているのかはライセンス販売代理店に確認する必要があり、該当するライセンスのソフトウェアアシュアランスを購入すれば良い。
自治体向けのガヴァメントライセンスの場合は購入数による価格の変動があるとのこと。

ライセンスを入手後、ライセンスを元にMSサイトからインストールメディアのデータとプロダクトキーをダウンロードする。
インストールメディア自体が必要な場合は3000円で購入できる。
これを用意してメーカーPCにインストールし再イメージング用のPCを1台つくってイメージをバックアップする、これを元に複数PCへ再イメージング(大量展開)する。

なお、再イメージングのイメージにOfficeを含みたい場合はOfficeのボリュームライセンスを購入していることが前提。
Officeに対してはソフトウェア アシュアランスを別途買う必要はない。

参考URL
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/volume-licensing-briefs.aspx
に掲載されている「ボリュームライセンスメディアを使用したライセンス取得済みのマイクロソフト製品の再イメージング」